mukuのきもち
 
2010年8月10日mukuは17歳でお星様になりました  悲しみが想い出に変わるまで…
 



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一年経ったけど

mukuが居なくなって一年経った


どうであれ、見送ってやれたのは幸せ

昨年の暑さは記憶にないが
今年の
きりきり 射し込むような日射しを
もろに浴びながら歩いていると

苦手だった夏を17回も経験し
それ以上を望むのは酷だったな、と思う

mukuを亡くし
悲しみと辛さと侘しさと
後悔と後悔と後悔と後悔と後悔が
幾重にもなり、一気に押し寄せ
逃げ出したくなるほどの恐怖に襲われた

愛おしい誰かを失った者は
みんな同じ気持ちなんだろうな

人であれ、動物であれ

私の場合は
mukuが動物だったから
余計にきつかった

mukuを愛していたと思っていた
だけど
愛されてたのは私
mukuは身体中で、眼差しで愛を注いでくれた
最初から最期まで
裏切ることなど一度もなかった


今年の8月10日
8日から仕事休みだった私は
無意識に寂しさを紛らわせようとしたのか
久々の友達を家に呼んでお喋りしていた

ブログも、滞りがち
悲しみが薄らぐかと思ったけど
mukuの話をすれば
自分に舌打ちしたくなるほど
なぜだか涙がこぼれる

冷蔵庫の片隅に
点眼薬が残っていた



鑑札はmukuの生きてた印
狂犬病の注射、最後は免除の証明書を書いてもらった
死亡の届出は
何度、電話しようとしても出来ず
結局、mukuパパにしてもらった

引き出しを開ければ
何かの拍子に、mukuの薬が現れる
そして、まだ捨てられずにいる



3年前…どちらも
格別に愛おしい
大事な大事なツーショット

その子が、ママの手を借りながら
寂しがってる私に
mukuの命日にビーズのmukuを送ってくれた



くりくりな目がソックリだ






去年
8月10日
デジカメに記録された最後のmukuの姿

まさか、この日に死んでしまうとは知らず
でも、懸命に生きて
必死なmukuの姿にシャッターを押した

あと数時間の命だと知っていたら
その時が来るまで
どこにも行かず 何も口にせず
私の鼓動を子守唄にし
虹の橋を渡らせてやりたかった



8月10日 午前10時7分

亡くなった後
私の手を煩わせまいとしたものか
最後の力を振り絞り
たった一本のウンチをしました

このあと抱っこして
般若心経を三回唱えました
長くはない事だけは分かっていました

mukuは犬だけど
お経の中の言葉は心で受け止めてくれると思ったから
いいや、自分がそう信じたかったから

そして
荒い息ながらも腕の中で眠ってくれた

そして
そっと布団に寝かせ

そして そして
買い物に出かけてしまった

もっと急いで帰れば帰れたのに

家に着いて
門の扉を開け
普通に閉めたつもりが
ガチャーン!
周りに響くような大きな音を立ててしまった

私の魂がmukuが亡くなったのを察知したのか
ドアも乱暴に、大慌てで家に走りこんだ

部屋の隅っこに
可愛いウンチがコロンと転がり
オシッコの川の横に
mukuは倒れていました

もしかして扉の音を聞いたかもしれない
帰ったのと同時だったかもしれない

いまだに
そう思えて仕方ない

私は、あれから色々なブログを読み漁り
mukuへの後悔を募らせ
ただ、最後まで飼ってやれた
それだけだった

と、やっぱり後悔しています

でも、私は生きています
ちゃんと食べ 眠り
怒り たくさん笑っています

たまに更新するだけでも
見てくれているお友達に感謝しながら

暑い、暑い、と文句を言いながら
過しています

今日のブログを読んで
悲しませてしまったらごめんなさい

特別編だと思って許してください



8月12日(金) | ペット | 管理


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