mukuのきもち
 
2010年8月10日mukuは17歳でお星様になりました  悲しみが想い出に変わるまで…
 



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10月の想い出

季節が変わったせいなのか

mukuが遠く感じられ
悲しいようで 切なくて…

でも
少しだけ心が強くなったということでしょうか

日が短くなると
mukuが暗くなった部屋でポツンと待っている姿を想像し
即行で帰り支度をし、渋滞にイライラし
帰り道に寄ったスーパーで
顔見知りを見かけると、立ち話になるのを恐れ
わざと気づかぬ振りをして、やり過ごし

足早に玄関の戸を開け

「ムーちゃ~ん、帰ったよ~ごめんね~」

と、大きな声で ただいま!の挨拶をしたものでした


mukuは、怒るでもなく 拗ねるでもなく
いつも同じように、笑顔で迎えてくれました




この季節は、コスモスの花咲く頃…
コスモスを見てもmukuを強烈に思い出します



mukuは内弁慶

うちの子ったら、犬なのに猫被ってね~

と、少し悪口を言ったりしたものです

それくらい、大人しかったのです(笑)

そして、私たちの間には
いつもmukuがいました



みんな 
ご機嫌な笑顔でした

mukuがプレゼントしてくれた笑顔であふれていました


コスモスを見に行こうとしたのも
mukuと一緒に出かけられる場所だったから…


もう、二人だけで
コスモスは見に行くことはないでしょう



10月24日(日) | ペット | 管理

旅行記

恐山の後は 仏ヶ浦という景勝地の遊覧です


自然の造りし技に、呆然と見上げるばかりです


次は、まぐろで有名な大間です

この日は、むつ市で宿泊ですが大間のマグロなど
食べられません

築地市場へ運ばれ、銀座などの高級店へ行くそうです(笑)

せっかくなので、マグロを吊り上げた気分になってみました



でかいです!(笑)

大間の海に面した小さな町を歩いてると
家の前に繋がれたダックスがいました

思わずしゃがみ込み、話しかけました

寒くないの?大丈夫?
いい子だね~

犬には慣れているので、犬も尻尾を振って喜んでくれます

あぁ、この温かさ
弾力のある筋肉
つぶらな瞳

muku
ほんの少しで良いから
この子の身体を借りてごらん
そして、おかあさんに撫でさせてちょうだい


いやいや
これが未練だよね
もう、執着心でmukuを苦しめまいと決意したのに

情けない弱虫かあさんだね

たった一人で旅立った強いmukuなのに
いまだに、mukuのことを書いては涙をこぼしてます



大好きだよ、muku


10月17日(日) | ペット | 管理

久しぶりです

mukuを失った悲しみは簡単には癒せませんが
でも、少しは気晴らしになろうかと
mukuパパのリフレッシュ休暇を利用し
旅行ツアーに参加してきました

テレビを買うか、旅行に出かけるか?
迷った挙句
出かけることにしました(笑)

5~9日までの間
東北の方を旅しました
男鹿半島、竜飛岬、大間、恐山、宮古
ほぼ快晴で気温も高く、旅行には最高のお天気でした





今回は、mukuを預けることもないので
そのことだけは安心でした



東北とは思えない温かさで、拍子抜けしたほどです

今まで、こんな時mukuは
ドッグペンションにお願いして面倒を見てもらっていました

一般家庭で、自由にさせてくれ
本当に大事に面倒を見てくれていました

でも
どんなに大事にしてもらってても
mukuにとっては
私たち家族が一番なのですから
こんな私たちでも、頼りにしてくれて
辛抱強く待っていてくれたのだと思います



おとうさん、おかあさん
どこに行ったんだろう

また迎えに来てくれるのかな?

どうしてここに居るの?

色んな感情が湧いていたに違いありません


そして
私たちも
何度となく、mukuに思いを馳せ

お利口にしてるかな
ウンチ、したかな?
オシッコの失敗はしてないかなぁ
散歩、したかな
他の子と仲良くしてるかな?

心配でたまらず
何かあれば、携帯にメールが入るはずでしたが
10分毎に携帯をチェックしたものでした


今回は、当然ながら
そんなことは一切なかった

それだけが唯一、気が楽だったことです

もう、私たちの手元を離れ
私たちの知らない世界へ旅立ったのですから


恐山
日本三大霊場の一つです

高野山、比叡山、恐山 だそうです

恐山の、荒涼とした雰囲気
一種独特な雰囲気に

霊感のある人など、嫌がって入場しない人もいるそうです

残念ながら、何にも感じられない私たちは
ガイドさんの後を
ぞろぞろ 葬列のように連なり歩きました



muku
自由な魂になって飛んでおいで
おかあさんの肩に乗ってくれる?
おとうさんの腕の中が落ち着くかな?

霊場なら、
こんな、ちっぽけな願いぐらい叶えてくれそうなものを



こんな景色のなか
誰しも、亡くなった人に想いを寄せていたのではないだろうか

私は、ただ ただ
mukuを想い続けていました

たった一匹の犬が
こんなにも、私の人生に深く強く織り込まれるとは


秋の大祭の前で、その準備のなか
数人の「いたこ」が小屋を並べていました

同じツアー客の一人が、観光をせずに「口寄せ」をしてもらっていました
その日の夕食時、ご主人を亡くされた人だと知りました

半信半疑だけど、ご主人と会話できたような気もしたそうです

恐山は、前々から行ってみたい場所でしたが
mukuを亡くした年に行く事になるとは思ってませんでした



10月16日(土) | ペット | 管理

食欲の秋

本格的な秋に突入ですね
と言っても、昨日、今日と気温は少し高めです

秋の味覚の代表は栗?
栗はmukuも大好きでした

mukuとの想い出は
何気ない景色や四季折々の食べ物もたくさん繋がっています





栗が出回るようになっという
季節のニュースを見ても
mukuを思い出し、少し切なくて悲しい

不思議です
表面的な涙は少しずつ減っている

けど
悲しみは、心の奥深くに染み込んでいる

mukuを失った悲しみは
mukuとの想い出が癒してくれるのかな



10月3日(日) | ペット | 管理

四十九日が過ぎ

人間界でも、四十九日を迎えると法要に納骨…

我が家の場合は、納骨は考えてなくて
骨になってまで側に居て欲しい
と、未練タラタラだけど

今までお世話になった病院にも葉書を出しました
ドッグペンションにも葉書でお知らせしました

少しずつ元気を出さなきゃ
mukuだって、悲しんでばかりじゃ
見上げる空の
きらりと光る星にもなれないだろうし
虹の橋からも、駆け戻ってくるかもしれない

あの世も、本当はどうなのか分からないけど
虹の橋や
あの世があるのだとしたら
悲しんでいる私たちを見たら、さぞ辛いだろう

mukuこそ
まだまだ、ず~っと、ずっと
一緒に過したかったに違いないんだから

だから
虹の橋があると信じて
未練や執着でmukuに重い鎖を課さないよう



muku
ありがとう、また会おうね

しばらく さよなら

だね

と、元気をだして見送ってあげるよ

お母さんが、あの世とやらに行った時
muku、迎えに来てくれるかな?
ずーっと先だとしたら
もっと、しわくちゃお婆さんになってて気づかないかな?
そうならない内がいいかな?

いつなんだろうね
これだけは自分で決められないからね

でも
mukuなら、ちゃんと見分けてくれるよね

だって
お母さんの左手の、手首と肘までの間に
mukuの引っかいた爪あとが残ってて
何ヶ月も経ってるのに消えないんだよ

わざとじゃないけど
夜中に起きた時、目が見えなくなってたから
たまたま腕を引っかいてしまったんだよね

だから、それが目印だよ

お母さん、ふとした拍子に傷跡が目に入り
mukuが恋しくて
無意識に、右手の人差し指で撫でてるの

可笑しいね

でも、一区切りつけなきゃね

mukuも頑張ったんだから
お母さんも頑張らないとね




こうやって一区切りしながら
そのたびに、mukuを懐かしく愛しく思い出す
死んだ子の年を数えながら



10月2日(土) | ペット | 管理


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