mukuのきもち
 
2010年8月10日mukuは17歳でお星様になりました  悲しみが想い出に変わるまで…
 



冬支度

今年の秋はほんの少しの気配を見せただけで
一気に冬に突入した感じで
身体の対応が追いつかない感じです

もう11月ですね

mukuがいた時は
もっと季節の変化に敏感でした

留守番をさせるmukuが寒くないよう
早めにカーペットを出していました
服も着せ、毛布やクッションなども用意していました

今まで使っていたカーペット
mukuのトイレの失敗で使い物にならなくなり
処分してしまいました

新たに買ってきたカーペットは
もう、mukuと一緒に使う事は出来なくなりました

カーペットを敷いていると
その上に乗っかって仰向けになり
スリスリ、クネクネしていた姿が目に浮かびます

そういえば…

ね、おとうさん、畳も古くなってるし
新しいのに替えてよ

いや、替えん!

どうして?

じゃ、ガラスの汚れを綺麗にしろ
そしたら畳みも替える


……


ガラスの汚れ、とは



mukuが見えなくなった目で歩き回るうちに
そのガラスに何度も鼻面をこすり
その跡がこびり付いたまま、放置しているのです



絶句です


いくら横着者の私でも
目に付く汚れを拭き取るぐらいはします

だけど

mukuが生きていた証拠
頑張って生きてくれた証拠

何度も拭こうと思ったけど
どうしても手が伸びない場所なのです

畳には
拭いても拭いても残ってしまったウンチの形があります

ガラスの掃除も出来ずにいる私が
畳を新しくしようと言ったのが面白くなかったのでしょうか


そういうこと?

と尋ねた私に

うん、そういうこと!



要するに
mukuの名残を消せずにいる夫婦の会話なのです


掃除と割り切れない私
家のメンテナンスと考えられないでいるmukuパパ


どっちもどっちです


ガラスはいつも綺麗にしましょ
畳も新しく替えて気分も新たにしましょ


小さなことに拘らなくても
mukuと過した17年は
記憶にしっかり刻み込まれている

なのに、心の傷跡は
カサブタになったり、また鮮血を流したり
その繰り返しです

でも
師走になったら、思い切って掃除しよう!

今じゃなく、師走っていうのが
往生際悪いと、自分でも思うんだけど



mukuを眺めていると自然に頬が緩み
安心して眠っている姿を見るだけで
とっても幸せでした



11月1日(月) | ペット | 管理

この記事へのコメント投稿はできない設定になっています
コメントはありません。


(1/1ページ)