mukuのきもち
 
2010年8月10日mukuは17歳でお星様になりました  悲しみが想い出に変わるまで…
 



涙のランチ

今日は土曜出勤は拒否し
予約していた美容院に行きました

この夏の暑さのせいで
カラーが傷んでしまったのと
汗でカラーが剥げてしまったのか?
すっかり白髪が目立ってきました

せめて年相応には見られたいけど
白髪のせいで余計に老けて見られそうです(苦笑)


その前に、友達とランチの約束をしていました
その友達とは、夏休みの少し前に会っていました

そういえば
mukuの具合が悪く、長くないみたい…
と、話していた気がします

出会うと、いきなり
「mukuちゃん、どうですか?元気?」

と、いきなり尋ねてくれたものだから

ぐっと胸に詰まってしまい
運転中にもかかわらず、言葉より先に涙がでてしまい

でも、頑張ってmukuの死を伝えました

彼女は、我が家に何度も来てくれた事があるので
mukuの事もよく知っていて

「えぇ~!」

と、一瞬言葉を失い

その驚く声のトーンで、私の悲しみにスイッチが入り
涙がじわじわ溢れ出しました

そして、ランチする店に入るときは
ハンカチで涙を拭きながら…なので

メニューを持ってきた店員さんは
んん?

と、少し雰囲気の違う二人連れに少し戸惑い気味でした

彼女も犬との生活を経験しているので
やはり、悲しみは分かります

mukuちゃんを可愛がっていたから…

と、私を慰めてくれます

mukuにしてやれなかった事を
いくつも、いくつも探し出し
悔いて謝ってばかりなのに

それでも
可愛がっていた、と感じてくれてたのかな?

と、その言葉を聞きながら少し嬉しい気分になれました



その後、美容院に行ったら

いきなり

わんちゃんが居るので、これ読みませんか?

「星守る犬」

という本を差し出されました


もう読んでるから、いい


もう読んだんですか?どうでした~?
良かったでしょ?


いや、かなり前に読んだけど
そんなに言うほどじゃなかった


わざとそっけなく、興味なさ気に答えました

否定してるのではないけど
実際、私には、それほどでもなく感じられ
犬って、そういう動物で
飼い主にひたすら従順で、愛情深い
それは
みんな体験を通して感じていることだから
と、思っただけなのです

みんな、それぞれが
1冊の本になる物語を持っているのだと
私は、そう思っているからです


mukuが長生きしてくれたので
私は、あちこちでmukuの話をしていました

こうやって、覚えてくれるのは嬉しいけど
友達とは違って

妙にテンションく話しかけられると
なぜか、気持ちが苛立ってしまい

mukuの事は話したくないと思ったし
触れてさえ欲しくないと思ってしまいました

ひたすら、雑誌に没頭するふりをし
話しかけられるのを恐れていました

もう、この美容院に来るのは止めよう

とまで思ったのは何故なのか…
自分でも不思議な感情です

mukuの居ない寂しさを
人に八つ当たりしても心は晴れないのにね

自分の心でさえ、自分の思い通りに操れない
人間って、本当に厄介な動物です



9月11日(土) | ペット | 管理

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