mukuのきもち
 
2010年8月10日mukuは17歳でお星様になりました  悲しみが想い出に変わるまで…
 



ひさびさに

病魔と勇敢に立ち向かっていたmukuの姿です

亡くなる、たった二日前です
台風の前ぶれか、風が心地よく感じられ
夕方、風の通る庭に出してやりました

苦しいながらも
気持ちよさ気な姿に見えます
念のため、マナーベルトはしてましたが
ついに
生涯、一度もパンツで用を足すことはありませんでした

ウンチもゆるくなってたので
マナーベルトは、お腹だけは冷さないよう
いわゆる、腹巻代わりに…と、使用していました

mukuは、生きることに貪欲でした
去る時も、それと分かる
かっこいいメッセージを残したわけでもなく
老いぼれて、醜い姿をさらし
尿にまみれ
ぶざまに死んでいきました
デジカメに残された最後の姿は
苦しんで排便した様子でした

その、ぶざまさ故に
いとおしくて、いとおしくて
切なくて、悲しくて

でも、mukuのこと
誇らしい気分になります

亡くなる前日
休みに入った私は、田舎に帰ろうと思ってました
お盆前だったし、実家の母親に渡したいものもあったし

けど
mukuの具合が良くないので
今回は帰れないので、良かったら来ない?
と、聞いてみました

すると、タイミングよく
弟の仕事休みで、車で用事がてら来ることになりました

甥っ子も一緒に、三人でやって来ました

前は、泊りがけで出かける時は
60キロ以上離れた実家にmukuを預けたものです
いつでも遠慮なく様子を聞けるし
好き勝手な注文をつけてmukuを頼めるからです

mukuは、その間母親べったりでした

母は言いました

可哀相だから、病院で楽にさせてやったら?


夕方、mukuパパにその話を聞かせてやりました

まぁ、そういう人もおるけどなぁ
じゃけど、頑張っとるmukuを毎日見てたら
そんな事は思えんからな

私は、うんうん と簡単に同意は出来ませんでした
自分に例えたらどうだろう?と考えてしまいます

苦しくて、苦しくてたまらないなら
モルヒネだって要求するだろうし
そのために、意識が朦朧とするにせよ
寿命が、ほんの少し短くなるにせよ
苦痛が和らぐなら
私は、その方を選ぶだろうと思うからです

なのに
見守るしか出来なかったのは
mukuにとって良い選択だったのか

もし、病院に駆け込んで
先生にそれをお願いしたとしたら

そのことは、こうやって話ことすら出来なかったでしょう

やっぱり
命の操作になるからかなぁ

muku、これで良かったのかな?
苦しめてごめんね



8月29日(日) | ペット | 管理

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