mukuのきもち
 
2010年8月10日mukuは17歳でお星様になりました  悲しみが想い出に変わるまで…
 



少しずつ、少しずつ

mukuが亡くなって10日経ちました

心は晴れないけど
少しだけ、こぼす涙も減ったように思います

幸い?
仕事も忙しく、明日も仕事になりました
仕事に出てたほうが気がまぎれます

毎日、mukuの元気な頃の写真を眺めます
そうすると、なんだか元気が出ます
ここ数ヶ月は、老いぼれた姿の写真ばかりだったから

本当は、こんなに可愛かったのに…
と、親馬鹿はいまだに直らず
mukuの名誉挽回に、
飛びきり可愛い写真を載せましょう、そうだよねmuku

mukuが倒れていた場所は
行儀の悪い私が
寝そべって肘を付きながら
いつもテレビを見ていた場所です

同じように横たわって
あの時のmukuを感じてみたいと
べた~っと、全身で張り付いてみたけど
なんにも感じない自分が情けなくて
手のひらで、まぁるく何度も床を撫ぜてみました
mukuを感じたい、もう一度ふれたい

我が家は、mukuに留守番をさせていたので
最後の数ヶ月は、トイレの問題で大変でした
大変だった
と思っていたのに

Mukuが夜中に歩き回って眠れなかった
夜中にウンチしたので掃除しなきゃいけなかった
その時の方が、楽しく思い出されるのは何故でしょう

mukuの世話をしていたとばかり思っていたのに
世話をしていたことと、mukuが私たちに与えてくれた
心の安らぎや幸福感を秤にかけると
もう、秤にかけるまでもないのです

ほんの数十日前の私が、大変だったと嘆いていたけど
もっともっと、もっと
困らせてくれても良かったのに
ごめんね、Muku  
mukuが与えてくれた大きな大きな愛は
家族中の愛を箱詰めにして
真っ赤なリボンで飾り、プレゼントしたところで
ほんの、ちっぽけなお返しにしかなりません

mukuのウンチなんて汚くない
もちろん、オシッコだって
最後に、踏ん張って出したに違いないウンチは
捨てることすら惜しく感じられ
オシッコを拭き取ったのは、バスタオルだったし
洗濯してしまえば、平気で自分の顔だって拭けます

ベットに寝かせたmuku
片耳が慢性の外耳炎になってしまい耳垢が溜まっていました
病気に耐え抜いて、やっと苦しみから解放されたのに
汚れたまま旅立たせては可哀相
綿棒できれいに掃除してやりました
時々、mukuの顔を覗きました
いつものように嫌がって、顔をプルプルッと振るんじゃないかと
ほんの少しだけ期待をしました
耳は、ぴかぴかになりました
身体も洗い、これできれいになりました
耳垢を拭き取ったガーゼは
いつもmukuの耳に鼻を寄せ、匂っていた時と同じにおいがします

だけど、その匂いも消えてしまいました



さて
もう寝る時間です
寝なきゃいけない時間です

眠っている時、無意識に歯を食いしばるみたいです
朝、鏡を見れば口の粘膜に血が滲んで腫れています

今日は、何の夢も見ず
悔しがらずに眠れますように
mukuに心配させないよう、眠れますように



8月20日(金) | ペット | 管理

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