mukuのきもち
 
2010年8月10日mukuは17歳でお星様になりました  悲しみが想い出に変わるまで…
 



2010年7月25日を表示

真夏の夜の恐怖…

草木も眠る丑三つ時…

スヤスヤ眠る二人と一匹だった
はずが…

ふと、目覚めたのは1匹の方だった

それから
どれくらい経過したのか、定かではない
数分なのか、数十分なのか
いずれにせよ、長い時間ではない

突如、闇を引き裂く声が

くっさ~!

漢字で書けば

臭っさ~!

岡山弁で書けば

くせぇ~!

もういい?(苦笑)

絶叫したのは私、mukuママだった

夢をみたのか?はたまた?

夢は見た、確かに!
しかも、現実に起きた悪夢を…

即座に部屋の電気を点け、目に飛び込んだ光景は
夢であればいい…と現実逃避したい位の光景だった

それは
6日も便秘だったmukuが、
今日も出なかったら病院へ連れて行こうと思ってたのを
見透かしたかのように
よりにもよって、その当日の真夜中に
大量のウンチをし
しかも
こともあろうに
就寝中の我々の真ん中で
二つの布団を股にかけ
ウンチをするだけでは満足しなかったか
散々、踏み歩き
その臭いを部屋に充満させ
深い眠りについてた私の嗅覚を刺激し
瞬時、5センチは宙に浮きながら飛び起こさせたのであった

mukuパパは、私の叫び声に

あ、遂にmukuが逝ってしまったか!

と、すっかり鈍った五感から
さらに嗅覚を失ったかのような見当違いな判断をしたのだった
ともあれ、同じく目を覚まし
mukuの緊急事態だと判断したのは正解だった

先ず目に入ったのは
敷布団カバーの、イエローON THE ブラウン
それに
mukuの足はもちろん
mukuママの足やパジャマ
塗りつけられたようなmukuのウンチだった
あ、mukuママの掛け布団カバーも…

もう一度叫びそうだった

とりあえず
何から手をつけていいのやら

でも、犯人を確保し
被害の拡大を押さえるのが急務だろう

どうせ自分も汚れてるのだから
躊躇する必要がないのはありがたい
いや、ありがたくはないのだけど
mukuを抱え、風呂場に直行!

mukuがトイレの失敗が増えだしてから
風呂の残り湯は落とさないようにしてたけど
たまたま、その日は落としていた

そんなもんじゃなぁ…

シャワーでmukuの汚れを洗い流し
自分もパジャマを脱ぎ捨て
湯気の立ち込めた風呂にmukuを少しの間残し

部屋に戻り、汚れたシーツを布団から引っぺがす
げげっ!
布団にも付いてるよ~(涙)

丸めたシーツ類をいったん風呂場まで持ち込み

入れ替えにmukuを風呂場から出しタオルでゴシゴシ拭く

液体漂白剤と洗濯粉を容器に小分けし
使い古しの歯磨きブラシを用意し現場に急行!

汚れが染み込まないうちに、一刻も早く汚れを落とさねば!
時間は午前3時半

布団に付いた汚れを浮かせてはティッシュで押さえて取り除く
地道な作業を延々と繰り返す
シーツを剥がすときに手伝ってくれたmukuパパは
また布団に寝転がり、うろうろ歩くmukuを横抱きにしていたけど
はやり眠れそうにないと思ったか
歯ブラシを手に取り、壁紙の汚れ落としに協力してくれた

壁際を歩いたのだろう
mukuの肛門あたりの位置に、やはり汚れが付着していた

それこそ、
事件現場の鑑識課のような作業をしながら
眠気ではなく、ふぅ~っと気が遠くなるのを我慢していた

やがて
外から、新聞配達のバイクの音が聞えてきた

いつの間にか明け方になり、照明は要らなくなっていた

なんとか部屋の汚れが落とせたところで
mukuパパは、剥き出しになった布団に横になり眠り始めた

そうはいかないのがmukuママ
今度は、汚れたシーツを風呂場でゴシゴシ
ブラシで洗い流し
やっと、洗濯機の登場です

たまたま土曜出勤しなきゃいけなかったので
今から寝たら起きれないと思ってそのまま洗濯を続けた

8月の二週目が休みになるため
仕事の都合で土曜出勤する羽目になったんだけど
正直、辛いなぁ



これ、なぁに?

と言いたげだけど

「あなたのためだから…」



これも
あなたのためだから…

いいや、お互いのためだから…

でも
痩せちゃったので、パンツもブカブカのデカパンですぅ

いいの、気持ちの問題ですからっ!

とは言え

元々、肌の弱いmukuだったので
パンツは穿かせたくなかったけど

怪談より恐い、今回の事件はもうごめんです

けど
パンツだって
尻尾の直ぐ下が肛門でしょ?
パンツ穿かせる効果があるかどうか、イマイチですね

つくづく、これが真冬じゃなくて良かった~ホッ!



7月25日(日) | ペット | 管理


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